今日は土曜日なので夫に朝からヒナ子を託して家事をしてたのですが、
気がつくと、いつもよりはかどっていない!むしろ全然出来てない。え、なぜ⁉︎
おそらく夫がいることで、することが増えているのでしょう。。。
例) 掃除機をかけるためにしまったマット(ヒナ子のために敷いている)を、
掃除機かける前に夫がまた出してその上で横になっている、etc…。
ここ最近、友人や児童館で会う、ヒナ子の少しだけ先輩の赤ちゃんをもつママさんに質問しています。
「9ヶ月の子を持つ友人が、大変さが生後〜3ヶ月の頃を上回ると言ってるんだけど、本当に?」
よく、◯ヶ月に入ると楽になるよ〜。と言われるのですが、それが3とか7とか。
「楽になる」という言葉に過敏になっている私です^^;。
そして動き出すと反対にしんどくなるとな⁉︎
確かに3ヶ月に入った頃、一体どこが楽になるんじゃー!とぎっくり首になりながら
キレかけてたところ、ある日からヒナ子がウフフと笑ったり一人遊びをしたり、
間が持つようになりました。あぁこれのことかー!と合点がいきました。
7ヶ月に入った頃も、え、どれ?どこが楽になるんだ?と穿っていたのですが、
最近こちらが笑わせようと投げかけたものに対して偶然でなく笑って返してくれるようになりました。
これか!意思疎通が出来てくるのね!
いないいないばあも、非常にやり甲斐があります。
あ、先日外を歩いてましたら70代の奥さんがうちのベビーカーを見つけてかけ寄ってきました。
奥さん「まぁ赤ちゃんねー、見せて!」
私「あ、そうですー、どうぞー。」
奥さん「あらあら可愛いわねー。」
ここまではいつもの感じなのですが、この後奥さんが両手で顔を覆って、
奥さん「いないいないー…
ババアがホイッ!」
私(えぇぇっ!これまでにないっ!)
不意を突かれて吹き出してるところ奥さんはヒラリとどこかへ行ってしまいました。
……いやー、すごいね。あんなババアに私もなりたい。
話が逸れましたが、そうして「大変?」という問いに対して返ってくるのは、
「大変さが違うけどね。」というもの。ほほぅ。
きっとずっとそうですよね。一人でなんでも出来るようになればなったで、
お友達との関係とか学校の勉強とか心配事が増えてきたり。
そっかー。比べられないし、ずっと大変なのねー。
なんて思ってましたら、ふと不妊治療してるときの事を思い出しました。
初めて治療専門のクリニックの門を叩いた時、初診で不妊であることを自覚しろ、
という内容のことを厳しく言われ私は不覚にも泣いてしまいました。
(新橋の有名クリニックではありません。)
それはその医師が意図して患者には厳しくしているらしく、治療して妊娠した暁には
もっと厳しい育児が待ってるのだから、治療くらいでへこたれるな!
という愛のムチだそうなのですが、私にはそれが合わなくて合わなくて。
こう、普通にしてくれないかなーと、いつも思ってました。
その医師曰く、不妊治療のすえに得た子どもにDVをふるってしまう人が多いのだと。
それってどこの情報なのかしら。ダウト!きちんとした統計なんてあるのかな。
たとえそれが真実だとして、患者に感じ悪く接することで改善していくものなの?
うーん。違う気がする。
今、痛感します。
大変さが、違う。
育児の大変さは歩いているだけで「大変でしょう。でも可愛いわね。」と
声をかけてもらったり、育児相談出来るところもたくさんあったり
同じ月齢の子を持つお母さんとは自然と「大変だよねー。」と声をかけあったり。
分かりやすい、分かってもらいやすい大変さで、相談に乗ってくれる人がたくさんいます。
これ、ものすっごく助けられてます。
治療していた頃は、職場の人にすみませんと何度も何度も日程を調整してもらい、
上手く行かない月があれば1ヶ月焦りながら過ごしていつまで続くのかという懸念と戦い
金銭的にもびっくりするような額がポイーッと消えていき、
かといえばでき婚をしていく知人を目の当たりにしたり、
期待した移植の結果が0で愕然としたり、単純に痛いし、待ち時間長過ぎるし。
しんどくても誰にも言えないし、夫に言ってもそんなん大変じゃないと言われる。
出口の見えない真っ暗なトンネルを歩いているようとはよく言ったものだなーと思いました。
だからやっぱり、あの医師の言ってたことは違うんじゃないかーと思います。
育児は育児で大変だし、まだ7ヶ月だから大変さを語ることはできないけど、
不妊治療はそれはそれで本当にしんどかった、ダークサイドに落ちそうでした。
その上医師にも感じ悪く接されたら、本当に追い詰められちゃう。普通にしようよ。
育児は育児で、脳の全く別な場所を使っている気が、するんです。
だから、欲しくて治療までして授かった子なのに育児が辛い自分はダメな人だなんて、
思う必要もないし、そもそも関連性が無いのでは、と思うんです。
それに治療中の人は、育児に比べたら治療くらい大したこと無い、とも
思う必要は無いと思うんです。
しんどい時期をしんどいと認識することで、乗り越えられることもあると思うんです。
偉そうなこと言ってすみません。
治療も挫折しかけたところに授かるといった経緯を持つ私には、何も言えることは無いのですが、
欲しいと願っている方達のもとへ、可愛い赤ちゃんがやって来ますよう、祈ってます。