お腹の子が女の子と分かって、ちょっと戸惑いました。
自分がいつの頃からか、母親とはあまり会話をしなくなり、
今となっては結構距離あるな、、と、感じてしまってるので。
そうしましたら、今朝のあさイチ(番組)のお題が「母が重たい」
おう。
思わず見入ってしまいました。
見てると皆さん、結構深刻な問題を抱えている様子。
私とは反対で、距離の近すぎる母娘の話のようでした。
今日のゲストの小嶋慶子さんや青木さやかさんも、
しんどい時期があって、摂食障害だった時もあったらしく。
中でも青木さやかさんは、母親から褒められた記憶が
なく、大人になっても自己肯定感が無いのだと。
だから、アナと雪の女王を何遍も観て、
「これでいいのだ」と言い聞かせるのだと。
青木さやかさんのキャラとその話し方が真に迫ってて、
でも悲壮感は全く無くて思わずブハッと吹いてしまいました。
あの映画のもうひとつの観方だわと。
私も友人と母親との関係を話すことはたまにあるのですが、
みんなそれぞれ、色々ありますよね。
私の母はものすごく放任主義で、何かを
強いられた記憶もないし、否定された記憶もありません。
常に私の選択を尊重してくれました。
両親にはどちらからも愛されている、ということに
疑問に感じたこともなく、幸せな子ども時代だったと思ってます。
それなのになぜ私が母親と距離を置いてしまうのかと言えば、
それはやはり妹達のことがあったからのように思います。
もう30年も前のことなのに、しつこいですすみません。
私が8歳の頃に妹1が亡くなって、その2年後に生まれた妹2は
生まれながら病気を持っていて、母にとっても大変な時期でした。
父は月の半分くらい仕事で家を留守にするので
精神的に不安定にもなってたと思います。
当時の母はよくヒステリーを起こしてたように記憶してます。
その後妹も中学に入った頃くらいには落ち着いたのですが、
その頃には私は大学に入って、家を出ていました。
不妊治療の一環と思いカウンセリングを受けたことがあります。
不妊についてだから主に夫との関係をら聞かれると思い
身構えてたところ、母親のことをたくさん聞かれました。
50分くらい私の実家の家族のことを話して、なにも起こらず
そこに来たことを後悔し始めていた時、カウンセラーに一言、
「あなたは、大人の女性になる=母親のように
感情の抑制の効かないようになる、と思ってませんか?」
と、言われたのです。
はじめ、何を言ってるのかしら、と思ったのもつかの間、
涙がボロボロとこぼれて止まらなくなってしまいました。
悲劇のヒロインでもなんでもないんですが。
でも、なんだか腑に落ちました。
私は女性らしくすることに少し抵抗を感じていた人で、
生理なんかも、一生来ないでくれーと願ってました。
おかげで胸も育たず、今になって自分の女性性に反抗していた
罰だわ、、と猛反省しています。
そう、大人の女性の感情の激しさが、なんというか怖いのです。
でも夫と結婚して大げんかなんてすると、
カーッとなって、あぁ私も母の子だわ、と思います。
でもそのカウンセラーさんは私のことを、
「大丈夫、あなたはああはなりません」
と言ってくれました。
育ててくれた母を「ああ」呼ばわりは失礼なのですが^_^;。
姉が1度私のことを「感情的で怖い」と言ったことがあります。
きっと、私は世間的に見ればあまり表現しない方には入るのですが、
でもその一言で姉も、女性の激しい感情表現が苦手なんだな、
私と一緒だな、ということがわかりました。
母は何も悪くないです。
あんな大変な時期を乗り越えたのだから。
でも、近くにいたまだ子どもだった私と姉は、
その状態を客観視することが出来ず、荒れる母の感情を、
まともに受け止めてしまっていた。
そしてそれが少ししんどかった。
それが分かるまでに少し時間が必要でした。
何も非が無くても、娘との関係は難しい。
私は今お腹の中にいる子と、良い関係を築けるのかな。
彼女には、私以外のたくさんの頼れる存在が身近にいると良いな。
そして私は1番近い大人として、ずっと、サポートしていきたいな。