私が会ったのは術後復帰した後で、初対面で私は何も考えずに
随分細い人だな、と思っておりました(失礼)。
50代の女性で子どもはおらずご主人と2人のディンクス。
仕事ぶりは、若い男性社員を何人分もこなしてそうだわ、
といったパワフルでかつ洗練された女性でした。
将来ああなりたい、、。
お昼はいつも一緒だったので、私的なこともたくさん話しました。
なかでも彼女が手術を受けた時はご主人に本当に感謝したと、
いつになく真面目にしみじみと話してたのを思い出しました。
1度ご主人にも会ったことがあって、50代なのにスリムでお洒落で、
2人は対等な関係、といった雰囲気のお似合いの夫婦でした。
不妊治療が上手く行かなくて辞めようかなと思った時は
その2人の姿が頭に浮かんで、夫婦2人でも素敵だしなーと。
で、我が家の夫はと言いますと、目指せ亭主関白!
義父は我が家に来るなりソファにゴロンと横になり、
「M子、あし!」と一言。
するとM子(義母)がつつと寄って行って義父の靴下を取り、
脚を揉み始めました。
私「………(そうか。あれが、我々の将来像なのか。)」
なんせ、私の実家の父は自分の出張の準備も後片付けも自分でして、
なおかつ休みの日は家族に食事を作る、
といった家庭で育った私には衝撃的な場面でした。
これは争うだけ無駄だなと。
なので、家のことは一切ノータッチな夫。
今回入院が決まった時に軽くパニックになりそうだったのは
どうしよう、家のことやりっ放しだ!ということ。
でもお腹の子優先にしたら、家に戻ってる場合じゃないし。
もうどうにでもなれ、と入院することにしました。
すると、なんということでしょう!
夫は、仕事がキリが良かったと言って午後に休みを取って
あらかじめ送っておいた入院に必要なものリストの通りに
私の荷物を持ってきてくれたのでした。
おう、まい。
やればデキる子なことは知ってましたが、ここまでとは。
その後、医師から説明を受けて、夫も私に負担をかけないよう
色々考えてくれてるようでした。
家では私が痛いと訴えてもさほど態度は変わらなかった夫。
やはり医師という権威の前には素直になるらしく、
私に向かって「2週間は入院してなね」とのたまわった。
その後帰ってすぐに洗濯と掃除をして、猫にご飯をあげて。
彼の予定には、妻のパンツを洗うなんてことなかったろうな。
その翌日も仕事を終えて病院に来てくれて、
洗ったパンツを持ってきてくれたり^_^;。
土曜日には私の両親が来たのですが、
駅まで迎えに行って、
その後もご飯を食べに連れて行ったり、接待。
普段なるだけ私の実家は気を遣うから行きたく無いという夫。
疲れただろうな。
色々、ありがとうね。
気遣ってくれてるの、ひっしと感じております。
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